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<description> （24時間おきに更新中）</description>
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<title>国家への目醒め―賢く勁き日本へ</title>
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<title>クラッシュ―風景が倒れる、人が砕ける (新潮文庫)</title>
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<title>酒は涙か溜息か    古賀政男の人生とメロディ (角川文庫)</title>
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<title>テロルの決算 (文春文庫)</title>
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<title>危機の宰相 (文春文庫)</title>
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<description> 池田勇人内閣の「所得倍増計画」がどのような経緯で生まれて実行されていったかに光を当てた書物。詳細なインタビューや調査に基づいた事実が説得力をもって説明されており、迫力があった。
 夢も希望もない現...</description>
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 池田勇人内閣の「所得倍増計画」がどのような経緯で生まれて実行されていったかに光を当てた書物。詳細なインタビューや調査に基づいた事実が説得力をもって説明されており、迫力があった。
 夢も希望もない現代からみれば、池田首相が日本を統治した時代というのは、まさに黄金時代だった。池田勇人、下村治、田村敏雄と言う3人の「敗者」が様々な思いを抱きながら「所得倍増」と
言う夢を現実にしていくためのプロセスが克明に描かれています。

池田勇人が「所得倍増」を達成した大蔵省出身の宰相である事は知っていましたが、就任
当時の保守政党の危機的な状況、大蔵省でも「3等切符」と揶揄された挫折の日々等、知らな
かった事が多数出てきました。

読んでいて痛感したのは、（主人公3人に共通して言える事ですが）挫折を乗り越えて人間
として大きくなっていくのだ、と言う点。ここ何代も挫折を知らずに総理になり、政権の座
を放り出す首相ばかり見ている中では、昔の人が正直羨ましい。麻生さんにも頑張ってほし
いとは思うけど、池田勇人と比べるのはなんぼなんでも可哀そうな気がします。
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<title>凍 (新潮文庫)</title>
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<description>山に挑む男を描くノンフィクション。
富や名声ではなく、自分が欲求をみたす、ただそのための挑戦。
過酷極まる登山の果てに重度の凍傷。
その凍傷の後の心の揺れ動き、葛藤、新たな意欲がわいている過程がうま...</description>
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山に挑む男を描くノンフィクション。
富や名声ではなく、自分が欲求をみたす、ただそのための挑戦。
過酷極まる登山の果てに重度の凍傷。
その凍傷の後の心の揺れ動き、葛藤、新たな意欲がわいている過程がうまく書かれている。
最後に山野井夫妻とともに思い出のギチュンカンの近くまで行く男性が、まさか著者の沢木氏本人だとは。
山野井本人の近くにいた著者だからこそ聞くことができた、最後の言葉、「終わったな」
作り物の感動話ではない、ノンフィクションだからこその深みのある話。
心に残る一冊になりそうです。山野井泰史・妙子夫妻のヒマラヤの難峰ギャチュンカンへの挑戦を描いたノンフィクション。沢木耕太郎のてらいのない文体が冴えている。あくまでソロまた最少の人員・装備で，自らの力だけを頼りに頂上を目指す山野井のスタイルは，危険もあるが読んでいて心地がよい。講談社ノンフィクション賞受賞。

巻末の池澤夏樹の解説には，「最も自由なクライマー」と題して以下の文章が記されている。

「泰史と妙子は全くの自由なのだ。すべてを自分たちだけで決められるように生活を，人生を設計している。あることをするのに，他人が提示する条件を容れた方がずっと楽という場合でも，苦労を承知で自分たちだけでやる方を選ぶ。それは本当に徹底している。その姿勢をぼくは自由と呼びたい。」

スポンサーを求めず，節約を重ねて登山の費用を貯金し，かつトレーニングを欠かさない。登山に名声や名誉を求めない山野井夫妻の生き方は，実に示唆に富むものがある。自己を抑制し，身の丈にあった「自己完結」的な生き方は清々しい。
日本を代表するクライマー、山野井泰史・妙子夫妻のｷﾞｬﾁｭﾝｶﾝ登頂の記録。私が彼等夫妻を知ったのは、NHKでこの登山の後ｸﾞﾘｰﾝﾗﾝﾄﾞの岩壁への登頂のﾄﾞｷｭﾒﾝﾄを見たときであった。今でも思い出されるのが、泰史の人懐っこい笑顔と妙子の優しい微笑みであった。手の指全てを凍傷で失った妙子が器用に包丁や箸を使うところに感心したり、鴨居で懸垂をするときに、残った指が邪魔になる、といって笑っていた泰史の笑顔が頭に焼き付いている。その興味深い夫婦の登山を追ったﾄﾞｷｭﾒﾝﾄ。
この登山は困難を極めるものとなり、人間の体力の限界や気力の限界を我々に示してくれ、またここまで人は耐えられるものなのか、と驚愕してしまう内容なのだが、一番きになるのは、死の代償を払わなくてはならない可能性のある、困難な登山に何故ここまで人は引き付けられるのか、ということである。泰史は11歳で登山に目覚め、そこから人生の全てを賭けて、登山に取り組んでいる。「そこに山があるから」という言葉では表されない、何かが潜んでいるのであろう。海外との登山家との関係でも、「登山」というまるで共通言語があって、その言語（登頂ルートでありスタイル等）で会話ができるのである。そこには人間の本質があるのかもしれない。アフリカの大地で産声をあげた人間の先祖が苦難を超えて、世界中に散らばったのは、険しい山脈を越えてきた経験がDNAに深く刻まれており、そのDNAを深く持ち続けている人間が登山家になるのかも知れない。とにかく頭では理解できない世界である。本当に人間の根源に関わる世界なのかもしれない。そしてその世界は厳しく険しいのである。人間の成長を一気に引き受けてくれるほど、偉大な世界なのである。
映像でも、小説でも、作り手の意思が入った時点で、本当の意味のノンフィクションと
言うのは存在し得ないのかも知れない。そのことを痛感する本です。

読む人それぞれ、感想は違うと思うのですが、私が強く思ったのは「生と死の境目にいる
人の心理描写をここまで正確に書けるのか？」と言うこと。書き手の想像力なのか、語り手
の才能なのか。勿論本格的な登山をしたことの無い私には理解し得ない世界なのですが、
ずっと心に引っ掛かりました。

あと、遭難のシーンは長すぎます。読んでいて辛かった。沢木さんの本はほぼ全部読んでいる
と思うのですが本書と「壇」、漢字一文字の題名は合わないのかな。
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<title>福沢諭吉伝説</title>
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<description>福沢の伝説について述べた書物です。なおその伝説の中には著者の作り出したもの
も含まれます。大部分が引用とフィクションで記されており、その点では類書はありません。
福沢についてのテーマは二つほどでこの...</description>
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福沢の伝説について述べた書物です。なおその伝説の中には著者の作り出したもの
も含まれます。大部分が引用とフィクションで記されており、その点では類書はありません。
福沢についてのテーマは二つほどでこの点でも人文社会科学に足跡を残した福沢諭吉に
ついての本なのか難しいところです。
京城大院君の乱周辺について記されていますが、主張としてはかなりシンプルで
脱亜細亜論著者ではあったものの金玉均への援助によって悪人ではなくなったというものです。
これについては本書の著者の住井すゑ論と構造は同じであることを著者の読者は知ることが
できます。
例えば小泉信三氏の名著「福沢諭吉」では福沢が早い時期から「ソシアリスム」と「コミニスム」に言及していたことがわかりますが、著者が現在主張するように、
憲法論議において共産党の悪影響を訴え社民党の立場から主張するのをみれば、本書は明治三年の頃の水準に達しているのかどうか検討してみなければならないでしょう。
福沢の言った「民心の改革は政府独りの改革にあらず」といいつつ「我輩の目的は我邦のナショナリチを保護する赤心のみ」という言葉を真剣に考えてみるべきでしょう。「お札の人」以上の諭吉の御勉強をしましょう。太平洋戦争中の彼の思想は？朝鮮に対する思い、もっと大きくアジアに対する考え方、それらは「学問の勧め」でしか彼を知らない人にはおおよそ想像できないかもしれない。だからこそ読んで欲しい一冊。この思いも活動も含めて評価されお札の人になりえたのだ。
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<title>火はわが胸中にあり―忘れられた近衛兵士の叛乱 竹橋事件 (岩波現代文庫)</title>
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<title>女は賢く勁くあれ! (WAC BUNKO 89)</title>
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<description>金美齢氏と櫻井よしこ氏の対談集。TVでの金氏の歯切れの良い言説には感心する事しきりだったが、本書を読むとその根底には厳しい過去(台湾の独立運動)があった事が分かる。本書の価値は金氏の人生の断片を知る...</description>
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金美齢氏と櫻井よしこ氏の対談集。TVでの金氏の歯切れの良い言説には感心する事しきりだったが、本書を読むとその根底には厳しい過去(台湾の独立運動)があった事が分かる。本書の価値は金氏の人生の断片を知る事が出来る点であろう。

金氏が台湾出身である事は知っていたが、このような修羅場をくぐって来た事は初めて知った。腰が据わっているのも当然と言える。しかも、一人娘を育てた由。こうした条件の下、結婚と仕事の両立を論じるなら話は分かる。一方、櫻井氏の場合は未婚のまま論じるので、観念論になっている。「私の知っている誰々は...」と言って、そを一般化する論法を繰り返し行なっている。また、「専業主婦=何も考えないで無為に生きている人」と言う固定観念が強く、とても女性全般を公正に論じているとは思えない。女性に限らず人間には個々の信念・考え方があるのだから、「日本女性は」等と一括りには出来ない筈である。その点、金氏は台湾の専業主婦の倹約の例を引き合いに出したりして老獪。金氏は、「日本女性が獲得した、外で働かなくても済むと言う選択肢は特権」とハッキリ言っている。櫻井氏の主張と噛み合わない筈なのに、何故か論争は起きず、対談は流れて行く。その後、二人で夫婦について論じるが、これも一般論では語れない話だし、内容もありきたり。第三章の「躾と教育」も目新しい意見はない。第四章で「母性」について語られるが、母性が後天性だと断定する櫻井氏の根拠は何処から来ているのだろう。第五章「もっと輝け、日本の女性たち」はまたもや一括論法的題名だが、金氏の「自分を肯定する」の言葉に集約されるだろう。最終章「主義なき国家、日本」も聞き飽きた内容だが、最近の台湾の「一つの中国化政策」をどう思っているのだろうか。金氏の筋金入りだが、視野の広い発言に対し、櫻井氏の方は硬直した発言が目立つ。互いの意見が噛み合わない箇所もあるのに平板に流れて行く本書を、対談の形式にする必要があったのだろうか ?
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<title>拝啓藤沢周平様</title>
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<title>阿片王―満州の夜と霧 (新潮文庫)</title>
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まったく評価できない。自信満々に書いている断定的記述に客観的な事実として間違った点が多い。例えば辻政信がノモンハンやガダルカナル、インパール作戦を指揮した・・・うんぬんの記述があるが、辻はインパールとは無関係だ。昭和通商が公的文書に一切出てこないという記述についても、「あるよ」と言っておこう。また、ソ連侵攻のさいに関東軍は12トンの阿片を日本国内に運び込もうとしたがＧＨＱの知るところｒとなり・・・うんぬんの記述については、歴史を語る資格さえない。ソ連侵攻は１９４５年の８月、ＧＨＱは戦後の日本統治のための連合国の組織だから、錯誤として済ますにしてもあまりにお粗末極まりない。４０ページで読むのを止めた。これ以上読み続ける価値がない。歴史の迷路ではなく、書き手の中の迷路をともに彷徨いたい暇な人にお勧め。まず文章がヒドい。「耳が勃起する」という表現が出てくる。読んでいるこちらが恥ずかしくなるほど劣悪な比喩である。これだけでも読む気を失ってしまう。 さらに、「夜の帝王」「男装の麗人」といった人物形容がやたらと出てくることが気になる。陳腐な比喩が使われる度に人物像が薄っぺらになっていく。 表現だけでなく構成もよくない。3章になってようやく里見の物語が始まるのは回り道しすぎだと思う。 取材過程を見せることがこの作者のスタイルだが、そこでも寄り道のし過ぎがある。例えば五味川純平などはまったく関係ない訳だ。 そして文章以上に批判すべきは、作者の姿勢だ。 登場人物を「畜生」「怪物」「人倫にもとる」などと批判する。 その批判する姿勢には一点の疑いもない。 里見たち登場人物の人間性を否定すればするほど、著者や読者を含む一般人とは違う特異な人間であることが強調され、『阿片王』で扱われる歴史に普遍性がなくなっていく。 これが、この作品の決定的なキズである。戦前・戦中の満州で「阿片王」と呼ばれるほどの活躍を見せながら、その正体が多くの謎に包まれている里見甫の実像に迫ろうとする意欲的な一冊。

周到な文献・資料調査と徹底した関係者へのインタビューによって、里見（と彼を取り巻く謎の女たち）の実像にひたひたと迫ってゆくのだが、それらをもってしても核心を突くまでには至らなかったのではないかという印象を受けた。そうならざるを得なかった理由として、以下の３点を挙げることができるだろう。第一に、里見自身がまったく捉え所のないあまりにも不可思議な人物であった。第二に、戦費調達のための阿片売買という仕事の性格上、その内容を詳細に記した資料が存在しない上に、本人も中国大陸での仕事については多くを語らなかった。第三に、生前の里見を直接知る人物はほとんど他界しているため、彼の大陸での暗躍についての証言を得ることが極めて困難である。

また、里見の実像に十分迫りきれなかったためか、本書の叙述も若干まとまりを欠いているように思える。仮説を提示し、それに対する答を追い求めていくというスタイルではなく、著者の取材の過程を読者に追体験させることを意図するような書きぶりになっているため、登場人物やその証言が前後に入り組んでいて、かなり読みにくくなってしまっている。

本書の構想があと数年早く出来ていたならば、内容も全く違うものになっていたかもしれない。時間の壁はあまりにも大きい。そして、戦争の記憶はどんどんと遠くなってゆく。内容については、著者の思い込みや妄想の部分も感じさせない訳ではないが、
基本的に取材も丹念で信憑性が伺える。

しかし文章がくどい。

ある登場する女性のことを「男装の麗人」と表しているのだが、この表現が何度も
繰り返し登場したり、別の女性に対しても同「男装の麗人」と表現する。

派生的なエピソードが出てくると「これについては後で詳しく述べたい」と
何度も同じいい回しで文章を締める。

こういった文章力というか、ボキャブラリーのなさが読み手に負担をかける本である。 気になる本が文庫化されたのですぐに購入して読了した。以下三点が感想である。

 一点目。主人公の里見という方が 結局どのようなアヘン取引をしたのかは本書では解明されていない。おそらく これが本書に対する一番シンプルな批判になるような気がする。
 但し そもそも戦前の話という遠い昔のことである点だけではなく 間違いなく 当時の軍隊、関係者、GHQまで含めたすべての人が 隠匿し抹消しようとしてきた「陰の歴史」である。その点はきちんと理解してあげないと 労作に挑んだ著者へアンフェアーになると僕は思う。戦前の満州で国策として行われたアヘン取引の全容が解明される可能性は 将来に渡って非常に低いと僕は思う。

 二点目。佐野の執念の取材はよく伝わってきた。実際本書は 里見という人を描き出すというよりは 佐野がどのように関係者を見つけていくかという点で非常にスリリングである。読んでいると 佐野が感じたであろう足の痛みなどが伝わってくる。

 三点目。関係者がどんどん物故していく姿に感銘を受けた。一時期 特定の場所で活躍した人も 必ず死んでいく姿を描く佐野の筆致には どこか無常観が漂う。貴重な証言者を失っていく佐野の無念と諦念こそが 本書の底辺を流れる通奏低音だ。時がすぎ去ることの 残酷さと 時が物事を浄化していく様をひしひしと感じた。
 
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<item rdf:about="http://c-book-064.health-shopping.net/detail/12/4043775083.html">
<title>昭和 こころうた (角川ソフィア文庫)</title>
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<title>いまこそ国益を問え―論戦2008</title>
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<description>仰せの通りだと思います。
但し、物の見方は一つではないのも事実です。

例えば、毒餃子事件。
国家、または企業にしてみれば後々、中国で販売すれば莫大な利益を計上できるので
後々、引きずるような形で遺...</description>
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<![CDATA[
仰せの通りだと思います。
但し、物の見方は一つではないのも事実です。

例えば、毒餃子事件。
国家、または企業にしてみれば後々、中国で販売すれば莫大な利益を計上できるので
後々、引きずるような形で遺恨を残したくはない終わり方を求める筈です。
自動車も中国企業が自国のモータショーで、他国籍企業のコピー自動車を出展し続けています。
中国で製造された日本製スクーターのコピー・スクーターは堂々、アジアで販売されています。
日本も日本企業も後々の利益を考えて最小限の文句を言うよりも、堂々主張するべきです。


もう一つの見方は、著者の言うように中国の言いなりにならない事です。

日本は中国に対して莫大な支援をしています。
例えば、中国で日本が支援した空港です。
当初は日本の支援で建設されたとは中国も人民には広く告知しては
いませんでした。
それに対して、日本が強く反発すると空港内に小さく日本の支援の事が刻まれただけです。

日本も過去に遡って莫大なODAをしているのですから、中国政府に対して
日本の莫大なODAを人民に広く告知するように求めるべきです。
ですが、今の日本の政治家を見ていると、無理な事では？と思います。

元ライブドア社長の堀氏や、村上ファンド創立者の村上氏の様な人間が今の日本国家の利益を
追い求められる思考の持ち主では？と思わせてくれました。

政治を扱った本であるから、必ず賛否出るであろう。
ただ、本書、著者である櫻井よしこが評価されるのは、理路整然であり、読み物として良い平易さを持つことであろう。
安易に危機感を煽るわけでもなく、一方的な視点による賛美、批判などが見られない。
政治や社会問題、なにより日本という国の在り方に興味を持つきっかけとしては良書といえる。 著者は日本のためにしっかりとした方向を指そうと努力していることは万人が認めるところであり、その情報・努力には共感する。
 しかしながら、国民の方向性が伴わないという事実がある。しかし著者はそれを物ともせず、これからも突き進むであろう。頑張ってほしい。新聞や週刊誌に掲載されたコラムをまとめたもので4章からなり、全部で70のコラムが載っている。また、ひとつのコラムが3〜10ページ前後のまとまりのよさなので、飽きる事なく読み進められる。2007年6月から2008年6月までの掲載分なので、時代としては安倍政権から福田政権への政権交替を経験した1年間。更なる政権交替を目前に控えた今、「ちょっと前の政治・外交・経済」をきちんとおさらいする、という意味でも充実した内容だと思う。
国内問題としては、介護・薬害肝炎問題・靖国参拝・政党問題・官僚体質などなどへ鋭い一刀が突き刺さる。海外に目を向ければ、見事なまでの日本の外交オンチと相まって中国・台湾・韓国・北朝鮮・アメリカに対しての課題難題は積み上がるばかりのように見える。
読んでいると心が重くなる気がする。しかしそれは知ったがゆえの重さだと思えば、自分が今までいかに何も知らず呑気であったかを確認できたという意味で有意義だ。日本人は、お互いにじっくり話をすればわかりあえるし理解し合える、などと心優しい事を今でも無意識に思っている。それはそのまま日本国民の民度の高さや高潔さなのだが、国際政治では全く通用しない。国益を守り損なわず維持するために、主張し戦い時には奪い合う。えげつないほどの現実が世界標準で渦巻いている。
他国の国益を侵略する必要はない。しかしこのままでは日本の国益はどんどん損なわれてしまう。そんな危機感さえ持つ一冊だ。


 ジャーナリストの櫻井さんが、週刊新潮、ダイヤモンドなどに書かれた物を
纏めた本です。
 民主党の小沢代表は総理大臣になれるか、民主党の考えと小沢代表の
考え方は同じかなど、本来投票をしている、私たちが持つべき知識、論理を
分かりやすく纏めて有る本です。
 道路問題、チベット問題、ガソリン問題など身近な問題から、国際情勢まで
日本人が考え無ければならないことが纏められています。
 一年に一度は、こういった本を読んだ方がいいかもしれません。
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<title>冠 廃墟の光 (朝日文庫)</title>
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<title>希望と勇気、この一つのもの―私のたどった戦後 (岩波ブックレット)</title>
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<title>甘粕正彦 乱心の曠野</title>
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<description>近代合理的精神の持ち主、甘粕・・・。
「社会主義の根本は、人間が肉体を離れて霊にならなければできないことですが、
 よしその根本は間違っていても聞くべきものもあります（大正十二年十月八日 第一回軍法...</description>
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近代合理的精神の持ち主、甘粕・・・。
「社会主義の根本は、人間が肉体を離れて霊にならなければできないことですが、
 よしその根本は間違っていても聞くべきものもあります（大正十二年十月八日 第一回軍法会議）」

軍法会議で懲役十年の実刑判決を受けた甘粕。
「家畜の餌同然の食事（出される米飯には砂や、時にガラス片が混じった）は、胃弱の甘粕を苦しめ、
 人格を貶める労役（囚人の糞尿を掻き回す便所掃除）は、甘粕のプライドをずたずたに引き裂いた」

「当時からこの事件の背後関係を疑う見方は絶えなかった。・・・
 少なくとも甘粕は軍のスケープゴートになったという見方は、いまやほぼ定説となっている」
「甘粕を眺めると、上司と部下の間で板挟みにあって苦しむ中間管理職の姿が浮かびあがってくる。・・・
 仕事に生真面目に取り組む人間ほど、組織に押しつぶされる現代サラリーマン社会の悲哀と共通している」

「刑余者の自分には正規の軍事行動はできないという引け目・・・」
「甘粕は・・・東京朝日新聞との単独記者会見で、
 「満州など誇大妄想狂が集まっているところには行きたくもありません」と答えた。
 だが、刑余者の甘粕が生きる場所はやはり満州のほかにはなかった。」

どこにいても皇居遥拝を欠かさなかった熱烈な天皇崇拝主義者、甘粕・・・。
「神なくして、天皇なくして現在のかくの如き私はあり得ない、
 天皇なく神がなかつたら、よりよき者にならう、
 完全に近づかうといふ心は起り得ないだらう（甘粕正彦著『獄中に於ける予の感想』）」満州の現場を知っている人がいまどれほど残っていることだろう。生き証人を探すにしても最後のタイミングに差し掛かっている。その意味で、このタイミングで広く証言を探しつくりあげた大作だ。
しかしながら、この著者の信条なのか性質なのか、証言に対して憶測を加えたり、まったく事実と関係ない情報あるいは嘘の情報（断りを入れているものの）を織り交ぜて読者に自分の憶測を織り込もうとする手法には不誠実さを感じざるを得ない。
これは東電OLにもみられたもので、せっかくの著作への信頼性を自ら毀損している。“満洲の夜を支配する”と言われたという甘粕の実像を描いて、甘粕がやさしい人間性と
あえて言えばリベラルな人類愛の持ち主でもあったことを示している。
 従来の「大杉事件」の鬼憲兵といった類のステレオタイプの甘粕像を持っていた
わたしは、彼がなぜ満洲に渡り満映の理事長になったのか、実に不可解であった。
 軍人としての挫折、恐らく心ならずも負った罪はいかばかり彼の心を蝕んだことか。
 帝国陸軍に限らず、軍隊は本来的に上官の命令は絶対であるから、自分の思いとの
乖離に悩む人は軍人には向かない。
 軍隊とは非人間的な組織であるといわれる所以だ。
 だからこそ、甘粕は軍人の腐敗や権力主義を超えて天皇至上主義に自らの救いと
絶対的な”よすが”を求めたのだろうか。
 しかし「大杉事件」がなかったら、果たして甘粕は、そのまま憲兵隊にいただろうか？
 甘粕の波乱の人生は、「大杉事件」に端を発し、それから逃れることが出来なかった
ことは間違いないが、彼の人生はそれによって開かれたのかもしれない。
筆者が「満州の夜と霧」と題した第２作にあたる。前作「阿片王」の続編として、里見甫と同様、「人工国家」満州国に暗躍した「主義者殺し」甘粕正彦の人間像に迫ったドキュメンタリーである。
前作は、後半に至るほどに脱線気味になり、里見に深く関わった女性の人間像を必要以上に掘り下げ過ぎている感があった。関係者の証言から、円の中心にいる里見の人間像を照射することが目的のはずが、最後まで里見に届かないため、読後に若干の不満が残ったものである。

本作では、関係者の証言は、甘粕という円の中心から離れずに、あくまで甘粕の人間像を浮かび上がらせる道具として登場する。しかも、数々の証言が、万華鏡を通したかのように、多彩かつ混沌とした甘粕像を覗かせている点で、証言による人物像の構築に成功しているといってよい。
関東大震災の混乱に乗じて、大杉栄と伊藤野枝を虐殺した「主義者殺し」であり、関東軍の庇護下で満州国の夜の帝王と称され、里見と比較して、さしずめ「謀略王」とでも呼べるのが、甘粕の一般的なイメージであるが、本作を読むと、そのイメージが皮相に過ぎないことがわかる。

甘粕は、大杉暗殺という軍の謀略の罪をかぶって収監されて以降、極度に自我を封印し、帝国の繁栄をよすがとして、ひたすらに自己犠牲の道を歩み始めている。おそらく落馬による怪我で、憲兵という軍人の傍流を歩まざるを得なかったとき既に、謹直さと破滅願望が同居するという、後の甘粕の性格の萌芽があったものと考えられる。ときに大酒を飲んで暴れ、ときに部下を激しく叱責し、またときにこれ以上ない哀惜の表情を浮かべて窓辺に佇む姿からは、孤独と劣等感に苛まれた甘粕の魂の悲痛な叫びが聞こえてきそうである。また彼が友人たちにあてた手紙には自己憐憫の言葉があふれており、甘粕の複雑な実相が垣間見える。

乱心の広野をさまよい続けた甘粕正彦という男。満州国の崩壊とともに「服毒」という方法で自決した彼が最後に見た心象風景は、果たしてどのようなものだったのだろうか。
「時代の犠牲者」というのは簡単であるし、また「運命は星ではなく自分自身にある」と達観するのも安直であろう。混沌に溶け込んだ甘粕正彦の生涯を、他の読者はどう見るだろうか。一読をお勧めする。■	【甘粕大尉を巡る人々 】						
	著者は、社会主義者（大杉 栄）殺しで当時の、憲兵司令部			
	という官僚組織のスケープゴートになった甘粕正彦大尉			
	に関して、その人物像を関係する人物、文献、その他の			
	資料を国内のみならず、中国の関係各地をも訪ねて面			
	談して、本書を著している。
														
■	【甘粕大尉の半生 】						
	甘粕大尉は、懲役10年の実刑判決を受け、千葉の刑務			
	所で服役。しかし、皇室の慶弔行事も重なり、わすか3年			
	弱で仮出獄をする。その後、結婚。フランスでの新婚滞			
	在から帰国。中国大陸に渡り、1932年の『満州国』建国			
	に尽力。東条英機関東軍参謀長らと親交、後、1939年			
	のノモンハンでの大敗北の為、関東軍の主要メンバー			
	は、帰国。甘粕大尉は、満洲に留まり、満鉄映画会社理			
	事長に就任。阿片王の里見 甫と共に満州国を支える			
	闇の帝王となる。敗戦時に青酸カリにて自害。
														
■	【新聞社の田舎芝居 】						
	ところで、全国紙が時の権力者の「提灯持ち」になること			
	は、ジャーナリズムの本筋から外れると考えるのだが、			
	当時の一端が本書に描かれている。それは、「憲兵隊と		
	新聞社が手を組んだ田舎芝居」と著者に言わしめている			
	仮出獄後の甘粕大尉との会見記である。（報知新聞、国			
	民新聞）著者は、隠された伏線も指摘している。
														
■	【口開かぬ鬼籍前の人々 】						
	10日後の朝日新聞が実際の単独会見をスクープ。とこ			
	ろで、その後の朝日新聞と言えども、太平洋戦争中は、			
	「大本営」発表に従わざるを得なかったように、新聞社と			
	しての信念は時としては消えてしまい、単なる通信社の			
	姿に堕落した。真相を風化させ忘却させる歴史の残酷さ			
	と、鬼籍前の人々の隠蔽との戦いに臨んだ著者は、本			
	当に数多くの貴重な真相を引き出している。あたかも、			
	外套を太陽の暖かさで脱いでもらうように。脱帽。														

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<title>日本人の美徳 誇りある日本人になろう (宝島社新書 262) (宝島社新書)</title>
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<description>のような人ですてゆうかあの顔であの品格は反則ですね当たり前すら喪失した現代日本人私達は安易なサヨクイデオロギー等に騙されてはいけないのです聡明な方ですねこの人は最も尊敬する人の一人です日本人なら日本...</description>
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のような人ですてゆうかあの顔であの品格は反則ですね当たり前すら喪失した現代日本人私達は安易なサヨクイデオロギー等に騙されてはいけないのです聡明な方ですねこの人は最も尊敬する人の一人です日本人なら日本を愛す人なら必読です絶対後悔はしませんよ!私にとっては教科書の様な著書です日本はとてつもなく美しい!後書きは本文より漢字が多く、読み方が難しい漢字にはルビがふってあります。「本文も、この『後書き』のように、漢字を使いたかった」と書かれていますが、私も漢字を使った本書を読みたかったです。その方が本書で主張されている内容とも合っていたように思います。政治家は己の票しか省みず、
企業は平気で偽装する。
更には高校生は海外での修学旅行で集団で万引き・・・。

戦後のＧＨＱの政策により日本はすっかり骨抜きにされ平和ボケしてしまった。
最近ではそれになりかわり自国のものであるはずのメディアが国家転覆を狙っているとしか思えない電波や落書きを垂れ流す・・。
これじゃあ自国に誇りなんざもてません。
でも、そう落胆する事もない。
これまでの歴史を省みるに日本は誇るべき国であり、あまり好きな表現ではないが民族であったのだ。
この本はそういった事を思い出させてくれます。
櫻井よしこさんの優しい人柄と凛とした日本人感には居住まいを正さずにはいられません・・。
とても読みやすく、小学生高学年であれば十分理解出来る内容だと思いますので、
進学とか誕生日とか何かの折りにプレゼントするのも良いと思います。
とても素敵な本です。
金美齢さん稲田朋美さんと並ぶ女神ですねクーデター起こしてこの人を大統領にしたいですね(笑)
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<title>兵士を追え (小学館文庫)</title>
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<description>自衛官を追ったルポ
今回は潜水艦乗りとそれを追いつめる哨戒機Ｐ３Ｃの乗員にスポットを当てている。
普段我々が知ることのない自衛官達の生の姿、特に機密性が高いとされる潜水艦と哨戒機を操る隊員達の生活、...</description>
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自衛官を追ったルポ
今回は潜水艦乗りとそれを追いつめる哨戒機Ｐ３Ｃの乗員にスポットを当てている。
普段我々が知ることのない自衛官達の生の姿、特に機密性が高いとされる潜水艦と哨戒機を操る隊員達の生活、考えていることが分かって非常に面白い。

が反面、あまりにも淡々と生活と言うか仕事が行われているので、戦争映画での緊張感の高い潜水艦内シーンや哨戒機との戦いをイメージするとちょっと拍子抜けとなる。

まあ、「本物」が持つリアリティーと言うのは得てしてこんなものかも知れないが・・・

とにかくボリュームのある（厚い）本です。

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<title>この国の品質</title>
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<description> 小泉政権が始まるまでも劣化していなかったわけではないが、それ以降はより激しくなり、自分ダケ本意の社会に急速に変貌を遂げている。
 佐野はそれを「読む」力の衰退が原因と説く。   ネット普及で、いき...</description>
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 小泉政権が始まるまでも劣化していなかったわけではないが、それ以降はより激しくなり、自分ダケ本意の社会に急速に変貌を遂げている。
 佐野はそれを「読む」力の衰退が原因と説く。   ネット普及で、いきなり情報発信地にさらされることとも。
 確かに日常生活で触れる情報は、１０年前に比べて桁違いだが、その真偽を見抜く目を持つ努力を多くの人が怠ったままであったがために、深く考えることを止め、自分に都合のよい情報のみを取り入れ、情緒だけを頼りに物事を決め付ける世論が多数を占める、幼稚な社会になってきた。
 メディアもまた良質な情報を流す努力を怠り、そのような大衆に迎合し、ミスリードし続ける。
 本書には、怒りを蓄積し立ち上がろうすると気持ちを、奮い立たせるエッセイもあるが、あまりにもあからさまな社会の劣化を見せ付けられ、うんざりして気持ちが萎えてしまうものも含まれる。
 しかし、それを私憤でなく公憤に転化させてこそ、佐野の意思を読むことになろう。

 長文のルポのような読み応えには欠ける本書だが、取材源のニオイをかぎ分ける佐野の嗅覚の片鱗が見られるエッセイにも、新発見があった。

 東電ＯＬ殺人事件の冤罪被害者、ゴビンダさんの再審請求の行方についても、佐野の文章を待ちたいと思う。公演会の収録と時事エッセーの作品集です。

佐野先生の作品でおなじみの満州やダイエーなどテーマも書れていて、
それらの著作の補完的に読めます。

しかしこの本で秀逸なのは短いルポタージュですが「ドキュメント東京の下層社会」です。

ここ数年読んだ現代における貧困についてのルポタージュのなかで秀逸でした。
テーマが貧困だと視点が上からのルポが多い中で、
佐野さんのルポは本当に地に付いている。

宮本常一の民俗学的なアプローチでさらけ出される事実は迫力があります。
給食費ひとつにとっても親のエゴがむき出しになっている部分を洗い出、し
学校間格差については日本の将来の根底にかかわる問題なのに問題として
社会に取り上げられてないことが恐ろしいです。

このルポだけでも読む価値があります。
第一部	講演
第二部	０３〜０６年に発表されたエッセイ
第三部	単行本未収録のルポルタージュ２作
    
が収められた一冊。

佐野眞一は体臭の濃いノンフィクション作家である。暑苦しい作家ともいえる。故に好き嫌いが分れる作家だ。嫌いな人にとっては、そのくどさや思い込みの激しさが不快に感じられるに違いない。だが、私のようにその体臭が堪らなく好きな人にとって、佐野眞一は実に魅力的な作家だ。

なかでも、事実だけを淡々と描き出しその人物像を炙り出すだけではなく、それに作者の主張（思い込み）がなければ「評伝」を読む意味がないと考えている私にとって、佐野眞一の「評伝作品」は、大作が多いというだけではなく内容的にも非常に読み応えがある作品が多い。個人的には日本を代表する「評伝作家」のひとりだと思っている。

逆に「事件」を扱った作品はどれも好きになれない。評伝で挙げ理由が全て「嫌いな理由」になってしまう。感情的で冷静さを欠いているようにしか読み取ることができない著者の「事件」を追ったルポルタージュはどれも苦手だ。ただし、事件ではなく初期のルポに多かった「業界物」等は別。これらのルポは今読んでも非常に興味深く読むことができる。

この作品には「東電ＯＬ殺人事件１０年目の真実」と題されたルポが収められている。冤罪か有罪かの判断は私にはわからないし、受身とはいえ事件をまだ自分の中で風化させていない著者に頭の下がる思いもあるが、やはり文章から冷静さは感じられない。

エッセイも佐野の主張や宮本常一やダイエー中内功への想いが感じられるものだったが、やはり、彼の本領は「分厚い評伝」にあると思う。

宮本常一が指し示した「あるく みる きく」哲学をノンフィクションの基本作法に据え、その実践にエネルギーを注ぐ筆者の最新講演／エッセイ／ルポルタージュ集。筆者により掘り起こされた東電ＯＬ殺人事件の実相や中内ダイエーの栄光と挫折、信楽高速鉄道事故と福知山線事故との同一性等といったテーマに加え、足立区にみる東京の「下層社会」の問題や満州・沖縄からみた近現代日本の分析など、非常に読み応えのある論考が詰め込まれ、現代日本を批判的に読み解くためのヒントが満載された好著と思う。また、筆者のマスメディア／ジャーナリズム批判は、上杉隆氏の『小泉の勝利 メディアの敗北』（草思社刊）の問題意識と通底しており、鋭い。筆者は２００６年を「日本の社会の底が完全に抜けきった年」（２４９頁）と評するが、けだし同感。時間はない。短めの文章を集めたもの。
宮本常一や渋沢敬三を偲ぶ文章は、著者の読者であればおなじみのテイストだとおもうが、
ここでの足立区のルポは、著者らしく現場の人間の心の襞に踏み込んでいく。
就学援助を受けている人が、なぜ子供を塾にいかせているのか？なぜスポーツドリンクを飲むのか？といった、東京都内でも静かに進む格差を実感できない識者がテレビで繰り返す軽薄な批評を退け、「新しい貧困」を足立区に見出す。
路上で餓死する人の数で貧困を計ることはできない。足立区の実態が物語るのは、メディアに見えない場所で拡大する格差である。家賃はギリギリ払う。足立区は坂が少ないので自転車で移動する。生活費、教育費で目一杯なので、百貨店に行くこともなければ旅行することもない。だから飛行機も新幹線も乗らない。すべては近所で完結する。公立学校は選択制だが、評判のいい遠くの学校には、バス代が出せず行かせられない。
小泉改革批判に結びつけるのは早急だが（それ以前から進行していたはずなので）、教育格差が格差を再生産し、最低限暮らしてはいけるが暮らしの範囲は日々縮小してそこから抜け出すのは困難を極める。これが静かに広がる新しい貧困の実相である。
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<item rdf:about="http://c-book-064.health-shopping.net/detail/20/4087462285.html">
<title>世の中意外に科学的 (集英社文庫)</title>
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<description>脳科学、細菌学、ウイルス学、BSE問題あるいは宇宙論と、
幅広く勉強されている様子がよく分かる。
著者の意外な一面を見た気がした。

つまるところ、マスコミにも問題があるが、
世の中の出来事に対して...</description>
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脳科学、細菌学、ウイルス学、BSE問題あるいは宇宙論と、
幅広く勉強されている様子がよく分かる。
著者の意外な一面を見た気がした。

つまるところ、マスコミにも問題があるが、
世の中の出来事に対して、相応の知識を持って
感情的にはならずに、理性的判断することが求められているのと思う。
その点は何度も強調されていたし読んでいて納得した。「ゆとり教育」によって、理科の時間が少なくなり、科学離れが進んでいるようです。
そのことに危機感を感じている著者が、「科学はこんなにおもしろい」ということを伝ようとしています。
その意図は、おおむね達成できていると思いました。
脳と子育ての話、BSE問題、ウイルスと人間生活、人類の起源、地球の誕生、遺伝子の話など、興味深い科学の話が綴られています。
科学入門書として読んでも、おもしろい本です。 本書は、2005年3月に、同名で集英社から出版された本を加筆して文庫化したもの。おおもとは集英社の「青春と読書」への連載であり、脳やＢＳＥ、ＳＡＲＳ、ＨＩＶ、旧石器遺跡捏造などなど本当に様々な分野について、１項目10ページぐらいの分量でとりあげている。

 著者の知的関心の幅広さを感じさせ、日ごろ科学に縁遠い文系人間にとっては、たまにこんな話に触れてみるのもよいもので、興味深く有益に感じた。
 しかしその一方で、どの項目も余りに短く、ちょっと触れる程度になるので物足りない感じもする。また、基本をていねいに解説するようなタイプの本ではないので、科学知識の全くない人が読むと興味を感じられないかもしれない。脳、ウイルス、遺伝子などについて、図も使わずに言葉だけでわかりやすく説明してくれます。文系の方も理解しやすいと思います。
ただ単に科学の事象を語るだけでなく、その現象や発見の社会的意義を示しているので、理系の方も退屈せ読み進めれるでしょう。
著者の筆の素晴らしさを感じます。
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